昨日2月19日、東京・御茶ノ水の損保会館にて、ZYRUSアカデミー特別企画
新時代の保険代理店経営セミナー
『顧客本位の業務運営~これから始まる保険代理店同士の競争~』
を開催し、全国から163名の方にご参加いただきました。
本セミナーの目的は顧客本位の業務運営、改正保険業法が施行された今、保険代理店は何をしなければいけないのか。
顧客本位の業務運営、改正保険業法、そして保険代理店経営者での第一人者の講師陣にご登壇いただき
保険代理店の進む道を導き出すことが目的でした。

第一部の講師は、一般社団法人日本損害保険代理業協会アドバイザーの栗山泰史様。

講演テーマは『顧客本位の業務運営~これから始まる保険代理店同士の競争』。
講演の中で、保険業法の改正の歴史から今現在は、大きな歴史の転換点であること。
そしてこれからは、お客様に選ばれる代理店しか生き残っていけない厳しい競争になる。
食べログで2点台の飲食店が集客できないように、保険代理店も同じようになる、と代理店経営者の意識に問いかける講演内容でした。
第二部の講師は、のぞみ総合法律事務所パートナー弁護士/公認不正検査士の吉田桂公弁護士。

講演テーマは『保険業法改正以降の代理店に対する金融庁モニタリングの実態』。
今回の業法改正で体制整備ができていない保険代理店は、厳しく対応を迫られる。
のんびり考えている代理店様も見受けられるが、金融庁の本気度を理解して、きちんと対応をしておかないと大変なことになるということ。
経営者やコンプライアンス担当者だけが業法改正について理解しているだけでは不十分であり
コンプライアンスの問題は営業現場で発生することが多数のため、募集人自らが当事者意識を持って対応することが重要である
と話しました。
第三部は、パネルディスカッション。
第一部講師の栗山泰史様、第二部講師の吉田桂公弁護士に加え
ソフィア保険事務所代表であり、一般社団法人RINGの会会長小坂学社長にご登壇いただき
弊社代表の望月重成がファシリテーターを務め
『新時代の保険代理店経営』について、それぞれの立場からの意見を交わしていただきました。

ファシリテーター望月から小坂様に
「業法が改正されて、まず何から取り組みましたか?」という質問を投げかけると
「何をすればよいのか問いかけを続けていくと、最終的に経営者である自分自身の意識を変えないと何も始まらないということに気付き、そこから始めました」
とお答えされました。
どこかで保険会社が助けてくれる、何とかなるだろうという甘い気持ちがあったそうですが
もう誰も助けてくれない、自立して自分で考えなければ未来はないことに気付かれ、甘えの気持ちを捨てることから始められたそうです。
まだまだここでは書ききれないほどたくさんの内容がございましたが、本セミナーの目的である『保険代理店の進むべき道』が明確になったセミナーになりました。
第1部から第3部まで、3時間30分におよぶセミナーでしたが
受講された皆様は講師が話す一言一言のメモを取り、最後まで真剣に耳を傾けらるほど、充実した内容となりました。
お忙しい中、ご参加いただきました皆様には、御礼申し上げます。
今後も、保険代理店の皆様にお役に立てる内容のセミナーを企画して参りますので、ご期待下さい。