<第3回>
前回お伝えしたキーワードは「学びは創造性を豊かにする」でした。
学び続けることの大切さは誰しも理解できていますが、どのような学びをしていますか、という問いに対する自分なりの答えは持っておきたいものです。
社会人となっての学びの場は義務教育の場とは違い、自分の関心のあるテーマや好奇心がそそられる話題について深く探求したくなるという自由さがあります。
新型コロナウイルス感染による自粛はすべての企業に求められていましたが、自分自身で関心を寄せていた企業はオリエンタルランドです。
夢の国の世界観が変わってしまいかねないという批評もありましたが、働いているキャストの方々の生活への影響なども知ることができました。
また、ディズニーランド・シーの母体である同社が、いかに永遠の?事業継続のために財務基盤を固めていたかも知ることができました。
厳しい環境の中でもプレスリリースした新たなビジョンがあります。それは「株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ」の設立でした。
子会社設立の理由として、ベンチャー企業がもたらす技術やアイデアと同社グループが持つ各種資源を融合することで、経営理念である「夢・感動・喜び・やすらぎ」のある社会づくりに寄与する事業創出活動を行うとあります。
そのテーマ例の一つとして掲げられているのが「スマートシティーへの取り組み」です。
スマートシティーは全国各地で自治体や企業が連携しながら多くの事例が紹介されてきています。
代表的なのは静岡市の「トヨタ ウーブンシティー」ですが、他にも千葉県柏市の「柏の葉スマートシティー」、福島県会津若松市の「スマートシティー会津若松」などの取り組みを探すことができます。
学びの習慣があると、時代を反映したワード一つから情報を検索して、自社や自分の活動をリンクさせながら妄想を描くことができます。
例えば、会津若松市の取組の3つの視点の中には「安心して快適に生活できるまちづくり」が挙げられています。
これは、まさに当地で活躍されている保険代理店の方々の本領発揮ができる場面ではないでしょうか。
オリエンタルランドの中で働くことはできなくても、同社の新たな社会づくりのビジョンに共感しながら、わが町のスマートシティーづくりに参画できると考えると少しワクワクした気持ちになってきます。
「学ぶ」ということは義務の場面もありますが、夢を叶えていくために自由な発想というフレームは、知識の吸収だけでなく新しいチームメンバーに出会えることになると思っています。
「学びは想いを同じくする仲間が集う」
が今回お伝えするキーワードです。
リレーブログの5回目には人口減少・高齢化率の急進に悩む地方自治体が取り組み始めている
「コンパクトシティーの中での保険代理店の役割」ついてお伝えしますので、学びのヒントにしていただければ幸いです。
次回は8月に、瀬尾保険研究所の瀬尾好成氏の第2稿をお届けします。
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