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【営業支援システム導入に際してよくある不安④】費用対効果が見えない!

作成者: 望月 重成|2017/09/14 5:13:22

前回のブログ

システム導入費用はかつて、百万、千万円単位の投資が当たり前で、会社にとっては導入に際して大きな決断が必要でした。

今日ではクラウド技術の発展により、ユーザーは莫大な費用負担することなく、非常に安価にインターネットを介してシステムを利用するだけ、という時代を迎えています。

(因みに当社の提供している保険代理店向け営業支援システムの1人あたりの月額利用料は数千円です。)

 

しかしながら、過去と比べ劇的に絶対額が安くなった、と言われても、自社にとっての費用対効果は別の話だ、という経営者も多いでしょう。

 

システム導入メリットとしては、売上向上に繋がる、コンプライアンス遵守に繋がる、などありますが、なかなかその費用対効果を理論上計算するのは困難です。

そこで、これらのメリットに加え、検討に際する一つの理論値として、システム導入による業務効率化コストを計算する、という手法をよくコンサルファームなどが取ります。

 

例えば、一人あたり毎日計30分かかっている2重入力作業・ファイリング作業が新システム導入によって完全に削減されるとします。

その場合、現在それらの作業にかかっている一人当たりの月間コストが以下のように算出できます; 

 

20万円(一人当たりの平均月額人件費)×0.5/8(1日当たりの労働時間を8時間とした場合の削減される30分の割合)=12,500円(削減される一人当たりの月間コスト)

 

導入検討しているシステムの利用料が5,000円/人/月であれば、十分に費用対効果があると考えることができます。

(言い換えれば、1日当たり1/5時間(=12分)以上の時間短縮が実現できれば元が取れる計算となります。)

 

システム導入検討時に参考値としてこうした理論値を計算してみては如何でしょうか?

 

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