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【営業支援システム導入に際してよくある不安③】 どうせ使い勝手が悪いのでは?

作成者: 望月 重成|2017/08/31 6:00:00

“システム”と聞くと漠然と「面倒」「複雑」という印象をお持ちの方も多いと思います。

それは恐らく今使っているシステムや、過去に使ったシステムの使い勝手が悪かった、或いは、新しいシステムの手順を覚える億劫さが瞬時に頭に浮かぶからかも知れません。

 

実際巷には、使い勝手の悪いシステムが氾濫しています。 ユーザーからすると、何故こんなに使い勝手が悪いのか、と理解に苦しむ場面も少なくないでしょう。

 

何故使い勝手の悪いシステムが作られるのか - それには二つの大きな理由があると考えます。 ひとつは作り手の現場業務知識の薄さ、もう一つは開発プロセスの分業化です。

 

組織が大きくなればなるほど、良くも悪くも仕事が分業化され、システム部は現場から遠く離れ、システムの人材のみの職場環境になります。 するとユーザー視点が考慮されず、システム屋目線でシステム構築しがちになります。 現場業務に疎い人がシステム構築すると、どうしても現場業務の流れに則さず、例えば同じ画面にあるべき項目が別画面に遷移する必要がある、といった事態が起こります。

 

また、開発プロセスの分業化は、例えば要件定義はコンサルティング会社、開発は別の開発ベンダー、など別々の会社が行う結果、全体を俯瞰した開発が行われず、各社が自社の領域のみに注力してしまいます。 すると、なかなか一気通貫でユーザー目線を考慮し開発する、ということが困難になってしまいます。

 

翻れば、システム選定の際には、その業界や業務に精通している会社が開発しているかどうか、要件定義から開発まで一貫して行っているかどうか、という観点で見てみると良いと言えます。

同時に、当社のようにシステム開発を生業としている会社は、絶えず顧客目線で使い易さを追求していくことが最重要になると感じています。

 

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